『Wings Innocent』
ブランド:Blue Crescent Moon(解散)
ジャンル:ADV
レーディング:X指定
シナリオ:浅井九葉
原画:日吉丸晃
ボイス:有
萌え:固定カプのイチャ甘デバガメ(ショタコン向け)
総合:凡作
シナリオ:★★
本作を購入した動機は「ショタコンだから」「声優・下和田裕貴が出てるから」の2点のみでした。それ以外の理由、たとえば「アイドルを目指す少年たちのサクセスストーリーが見たい」「アイドルの卵が互いに切磋琢磨する青春が見たい」などという真っ当な訴えは棄却されるので勘違いなさらないように。
アイドル養成学校に通う3組のカップルの生態を見守るBLゲーム。CPは『伝説のアイドルに憧れる少年&伝説のアイドルを兄に持つ青年』『生き別れの母を探すため芸能界を目指す少年&能天気プレイボーイだけど一途な留学生』『二重人格に苦しむ内気な少年&元アイドルで包容力のある教師』と、ひと目見た瞬間に彼らの恋の行く末が読めてしまうラインナップ。その期待を裏切らない高純度少女漫画展開。18禁のくせに18歳以上を対象にしているとは思えないキラキラ厨房要素を薄笑いで楽しんでこそ、ゼロ年代BLゲーム愛好家と言えます。
ここまで言っておいて何ですが恋愛は丁寧に描かれているので、CP属性が合えば案外楽しめると思います。攻/受の視点が入れ替わりながら一人称で進むため、各人の心情がわかりやすい。古き良き時代のBLらしい拙さ・初々しさは魅力でもあります。10年以上経った今だからこそ貴重な存在ではないでしょうか。
グラフィック:★★☆
原画家の性癖しか詰まっていないキャラデザが実に潔い。ロリショタ顔のビジュアルにだいぶ救われました。立ち絵のクオリティが残念な反面、スチルは整っています。もはや生徒イジメとしか思えないトンデモデザインの制服には百言くらい物申したいですが、地味に教師まで似たような格好を強いられているようだし、これも作品の味と言えば味かな……?
サウンド:★★
BGMは平凡そのもの。千夜役の福島潤が歌う主題歌『In the Wing』がすごくお気に入り。このダサカッコイイB級アイドル感がたまらない。音楽鑑賞モードでずっと垂れ流してしまったw
ボイス:★★★
モブまで一応フルボイス。モブ1ミリくらいしか出てこないけど。快人役は女性声優(児玉さとみ)が担当していますが、上手な少年ボイスでした。悠亜役の下和田裕貴は、内気なショタ声・高圧的な低音声を見事に演じ分けています。おおむねキャラに合った良キャスティングでした。
演出:★☆
せっかくのアイドルものなのに、派手な演出のひとつもなかったのは残念無念。それだけならまだしも、学園モノとして見ても極端な他者の少なさが気にかかる。ひと気のない校内で延々同じメンツだけが喋っているさまは、クロスナントカよろしく隔離施設だったとか言われても信じてしまいそう。視点切り替えの際にアイキャッチが入るのはよかった。
システム(ゲーム性含む):★★★
ウィル(現ウィルプラス)系列のゲームとあって使いやすいです。マウスホイール進行、クイックセーブ&ロード、テキストやサウンドの細かい設定可能。インターフェースデザインは簡素で見やすい。
超絶短いプロローグ後に好きなCPを選び、選択肢によってEDが分岐するADV形式。千夜×瑠架とショーン×快人は実質ハッピーEDのみ、七伎×悠亜はバッドEDが存在します。致命的なバグなし、誤字脱字多少あり。
総合:凡作
先述の通り、私は下和田ボイスの悠亜ちゃん目当てで買ったので満足です。小動物系眼鏡っ子かわいい。攻め様である七伎先生も、見た目は鬼畜眼鏡だけど中身は紳士でよかった。どうせならショタ双子と隠しキャラ(?)のアダルトシーンも見たかったです。何のためにガチペド敏腕プロデューサーがいるんだよ。推定3歳児に発情してないでこっちお願いしますよ!

好きキャラ:三咲悠亜、刹那
好きルート:七伎×悠亜ルート
好きカップリング:七伎×悠亜
好きサウンド:『In the Wing』
こんな人にオススメ:ショタコン、原画家ファン、昔懐かしBLゲーム好き

 
 

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