『Perfect Prince』
ブランド:ギミックハウス
ジャンル:育成シミュレーション
レーディング:全年齢
シナリオ:非公開
原画:納都花丸
ボイス:有
萌え:主人公攻め派諸君へ
総合:凡作
シナリオ:★☆
金髪碧眼のショタ王子様を、国王に育てる育成シミュレーション。男版プリンセスメーカーとでも言うべきか。
辺境の国の学者である主人公が、強国の王子の家庭教師を任じられたところから物語は始まります。天真爛漫な金髪王子、そのライバルであり異母兄弟でもあるツンデレ銀髪褐色王子、街で出会う禁欲的な神父様、勝ち気な女騎士の4名が攻略対象。
シミュレーションと銘打ってはいるものの、結局はアドベンチャーパートにおける選択肢でルート分岐するので面白みに欠けるのも事実。
両王子はショタコン的においしく、BL要員としては神父様が頑張っています。神父様ルートは意外にも『男同士』の背徳感が強く漂っていて、ストイックゆえ内に激情を秘めるというお約束な要素に萌えた。危うい均衡が崩れ、ついに一線を越えたラストシーンには参りました。
キャラゲーというにはキャラが弱く、ボリュームも少ないシナリオですが、主人公攻め派なら一定の萌えは得られると思います。
グラフィック:★★★★
ていうか正直絵買いでした。代表作『蒼海訣戰』『オオカミが来る!』の納都花丸氏が原画担当。最近では某作品の二次創作BLもやっているようで度肝抜かされましたが、可愛らしくも色気のある絵柄が魅力的です。ソラリスとのキスシーン(寸止め)、目をそらす神父様など、どきっとさせられるスチルも多々。
背景はもう少し頑張れよと言いたくなりますが、パステルタッチの作風に合っているといえば合っているのか……?
サウンド:★★★★☆
『タクティクスオウガ』『ファイナルファンタジーXII』などコンシューマゲームで活躍中の崎元仁という大御所がなぜか担当。BGMだけ飛び抜けてクオリティが高いのは、もはや語るまでもありません。
ボイス:★
新人声優どころか声優未満(志望者)でも起用したのだろうか……と思わずにはいられません。ショタ王子二人は女性声優が担当。一様に棒読みですが、少なくともキャラの見た目と著しく乖離するという悲劇は起こらなかったので、まあヨシとしましょう。
演出:★
あまり記憶に残っていませんが、BGMをブツ切るのだけはやめていただきたいです。
システム(ゲーム性含む):★☆
コマンド選択式のスタンダードな育成シミュレーション。あまりにもスタンダード過ぎて、もうちょい何とかならなかったのかと思わんでもない。
まんべんなくステータスをあげていけば『太陽王』として即位。医学や法学など、専門分野を重点的に教えれば、それに秀でた立派な王になった……とそっけないテキストとスチルでラストに示されるだけで、特に物語に影響を来すわけではありません。
各キャラとの恋愛ルートには、ADVパートでの選択肢で分岐。フラグ管理が甘く、へたすると終盤まで怒濤の四股ができてしまいます。
酒場では謎のカードゲームが遊戯可能。
コンフィグ画面は必要最低限の機能が揃っておらず、セーブ数はまさかの3つ。のちの修正パッチでほぼ無限まで増えましたが、あの衝撃は忘れられない。
総合:凡作
シナリオ、キャラクター、育成パート、全ての要素がいまいち噛み合っておらず、制作者が何を作りたかったのか、よくわからないゲームでした。
特典でサントラも付くし、好きな絵師だし、キャラも萌えたし、自分としては満足でしたが、やはりBLゲームユーザーに好まれるかといえば……難しいところ。

好きキャラ:神父様
好きルート:ソラリス即位ルート、神父様ルート
好きカップリング:主人公×神父様
好きサウンド:『Perfect Prince』
こんな人にオススメ:ショタコン、原画家ファン、作曲家ファン

納都花丸氏の代表作。硬派ケモミミ架空戦記。 納都花丸氏の代表作。怪奇ゴシックバトル。

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