『JEWEL GARDEN』
ブランド:White plum(解散)
ジャンル:育成シミュレーション
レーディング:全年齢
シナリオ:非公開
原画:小路龍流
ボイス:有
萌え:ショタを俺色に染めたい
総合:佳作
シナリオ:★★☆
いたってフツーの主人公が、路頭に迷った末住み込みという形で、二体のDOLL(アンドロイド)を育てるといったストーリー。DOLLは元気ショタ・クールショタで、ショタコンにはたまらん仕様となっております。
DOLLの他にも登場人物はいるのですが、強固なキャラ相関図のもと、生まれる脇カプの嵐。主人公と不自然な恋愛劇を繰り広げられるより、理由に基づいて脇同士でくっつくのは大いに結構ですが、大半のBLゲームユーザーには受け入れられないでしょう。
DOLL共々主人公は空気、むしろ真の主人公は雇い主である初音に他なりません。初音と琥珀の確執こそ、このゲームのテーマそのものです。
もちろんDOLLと結ばれる結末はありますが、良くも悪くもストーリーは一本道なので、育成シミュレーションとの相性は悪い。というか多分、性愛を伴うBLでは無理があるプロットなのだと思います。
真相ルートこと大団円EDは、これまで提示されてきた謎が一気に解消され、なおかつ泣ける。初音と琥珀の夢は、ルビーとサファイア、そして人間である主人公が受け継ぐ。アンドロイドを題材にしたSFとしては、まさに王道といえるシナリオです。
グラフィック:★★★☆
ちょっと癖のある濃ゆい絵柄のせいで、せっかくのショタっ子もゴツく見えてしまうのが残念。
グラフィッカーがかなりイイ仕事をしており、サイバー空間から自然の陰影まで美しく描かれています。DOLLのなびく髪の毛がとてもキレイで見とれました。
サウンド:★★★★☆
素晴らしい。本当に素晴らしい。なぜ! なぜサントラが発売されなかったんだああああ!!
近未来的な曲調が多めですが、どことなく切ない旋律がシナリオも相まって泣かせる。特にED曲が真相ルートで流れた時は震えました。
ボイス:★★★★
今となってはBLと名のつくものにはいっさい出演しなくなった、みんなのアイドル石田彰氏最初で最後のBLゲーム出演作。氏を筆頭に、櫻井孝宏、阪口大助、千葉進歩などなど、豪華かつ硬派な声優陣で固められています。
鉄板ともいえる布陣の中、石田氏はひいき目で見ても神演技。真相ルートにおいて、(ネタバレ)機体性能が落ち、しだいにぎこちない喋りになって息を引き取るシーンは号泣必至。(ここまで)
演出:★★
DOLLの勉強タイムに表示されるSDキャラが可愛い。育成シミュレーションとして、最低限の演出はしてくれたという感じです。
システム(ゲーム性含む):☆
……シナリオもいい、グラフィックもいい、音楽もいい、ボイスもいい。魅力的な要素を充分兼ね備えていたのに、全てをぶち壊しにした 進 行 不 能 バ グ 。
パッチを当てない限り回避不能です。さらに、今となってはブランドも解散してしまったので、ネットの海の中から自力で探すしかありません。バグさえなければと本当に悔やまれます。
育成パートの難易度はさして高くありません。ルビーかサファイヤ、気に入ったDOLLの面倒を重点的に見てあげれば、どちらかのEDに至れます。
総合:佳作
人間とアンドロイドの愛。奇をてらわず、直球で涙腺直撃。
残念の一言に尽きるゲームですが、話の本筋は面白いので、興味がある方は小説版を手にとってみるといいかもしれません。

好きキャラ:サファイア、琥珀
好きルート:真相ルート
好きカップリング:主人公×サファイア
好きサウンド:『Reflection Blue』(曲名曖昧……)
こんな人にオススメ:ショタコン、アンドロイドと聞くと切なさに駆られる、声優ファン

小説版。サファイアルート基本の大団円ED。

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