『帝国千戦記~千夜の夢~』
ブランド:郎猫儿
ジャンル:戦闘シミュレーション+ADV
レーディング:X指定
シナリオ:ゆうま/マロ
原画:由良
ボイス:有
萌え:豊富なキャラ萌え
総合:良作
シナリオ:★★★
あれ? 俺っておかしいの? また世間と逆カプなの? 李琉舜と氷霧のために買った俺は何か間違ってるの?
発売当初、貴沙烙×主人公に萌え萌えしているお嬢さん方であふれ返っている世間に絶望したりもしましたが、もうどうでもいいです。自分はとことん主人公攻めが好きなのだなと、変に吹っ切らせてくれたのがコレ、『帝国千戦記』でした。
昨今増えつつある戦国モノ、三国志モノとはちょっと毛色の違う戦国中華モノ。SLGとしてはどう考えても甘いですが、ボーイズラブとして萌え度高め、ボリュームもあるので、長く楽しめる一作だと思います。発売から数年、実際今でもふとやりたくなってしまう。
シナリオは王道を踏襲しつつ、総勢40人以上のキャラを描ききったという点がすごい。努力・友情・勝利を描いた戦いは、重苦しさが少ない分爽やかでいい。
逆に恋愛描写は、死ぬか生きるかの瀬戸際、ということが強調されていて、なかなか切ない展開が続きます。バッドEDも容赦がない。戦国モノらしい純愛で、こちらもよかった。
グラフィック:★★★
原画ははいまや『みらくるのーとん』が代表作となった由良氏。
癖のあるシャープな絵柄が特徴的ですが、この頃はすでに全体的に丸っこくなってしまっているので、個人的にとても残念でした。『冤罪』での毒々しさがよかったのに。
おまけにコロコロと絵柄が変わるので、とても同一人物とは思えないグラフィックも多々あり、しらけてしまう。塗りは中華モノらしく、鮮やか。
サウンド:★★★☆
中華風に統一された良曲揃い。燃えるものから切ないものまで、バリエーション豊か。
この手の曲風の中では屈指の出来だと思うのですが、サントラが一般販売されていないのが残念。
ボイス:★★☆
主役トリオはお上手。ぶっちゃけ、そこだけが救いだった……。
攻略対象にも平気で女性声優を当てているので、好みが分かれるかも。まあ、外見からしてお嬢さんなので、逆に違和感がなくて自分的には一安心でした。
演出:★☆
BGMの使い方をもう少し考えるべき。場にあっていないどころか、フェードアウトも適当なので、せっかくの良曲が台無しです。
ADVパートで、演出に気を遣おうという気がまったくないのが明白。残念でした。
システム(ゲーム性含む):★★★
シミュレーションパートは、もはやお飾りの作業でしかありません。ですが、多彩な個性や技を持つキャラを組み合わせるのが楽しいので、自分はそれほど苦痛には感じませんでした。
コンフィグもおおむね使いやすいのですが、プレイ中にゲーム画面に戻れないなど、こまかな不便が気になるといえば気になる。
総合:良作
ふと繰り返しやりたくなってしまう、お気に入りの良作。
特別すごい! という箇所はありませんが、丁寧かつ堅実なゲームですので、万人にオススメできます。
私はもっぱら琉舜と氷霧のために買ってニヤニヤしたクチなので、主人公攻め好きにとっても貴重な作品かもしれません。

好きキャラ:李琉舜、氷霧
好きルート:豪傑ルート
好きカップリング:主人公×李琉舜
好きサウンド:『相思相愛』『エンディング』
こんな人にオススメ:育てるより集めるSLG好き、切ない系が好き、戦国と聞くとときめく

PS2版。キャスト総入れ替え、攻略キャラ追加。 廉価版。お得なツインパック。 小説版。こちらは大人気・貴沙烙編。 ビジュアルファンブック。

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