『Angel's Feather -琥珀の瞳-』
ブランド:BlueImpact(解散?)
ジャンル:RPG+ADV
レーディング:X指定
シナリオ:津島澪
原画:山本和枝
ボイス:有
萌え:前作萌えしたユーザー再燃焼
総合:良作
シナリオ:★★☆
白い翼と黒い翼の一族が、学校通ったり戦ったり恋したりする中二(ry ……超王道設定ファンタジーRPGの外伝。
二部構成になっており、第一部の健全RPGパート・第二部の恋愛パート共々“外伝”というより完全な“続編”なので、前作プレイ済みがまず最低条件です。
さらに、前作でお気に入りのキャラ、CPを見つけたユーザーでなければ、今回も見事に撃沈します。新キャラ投入! 新しい冒険が始まってシナリオもちょっとマトモになってるカモ!? とか淡い期待を抱いてはいけません。泡沫と消えます。てゆーか特に、新キャラにときめいてはいけません。逆に、おなじみの顔ぶれなら安心して萌えることができます。
前作でネックだった「シリアスでテンションがた落ちorz」が、今作ではすっきり解消。隅から隅まで潔くキャラ萌えに特化されているので、「ちょ、あの設定どこ行っ(ry」等々ツッコミに気をとられることがありません。
総当たりだったCPですが、今回シオン×櫂、シオン×杏里が削減されてしまったので、ファンの方はご愁傷様としか……。リバの自由度は上がり、翔×クリス、杏里×翔が新規で追加、さらに前作では悲恋に終わった凪×櫂もイロイロな事情により復活したので、これはまさにファンの期待通り、といったところでしょうか。
総じて恋愛一辺倒、くっつき済みの二人の心境が淡々と描かれていくだけなので、ショートストーリー集を読んでいる気分になりました。まあ、このシリーズはそれでいいのでしょう。シリアス展開で水を差されるより、バカップルのいちゃいちゃをぼけーっと眺めている方が楽しめます。

てきとうメンバー紹介
名前 属性 武器 傾向 備考
羽村翔 日本刀 物理攻撃担当。
タフで俊敏で攻撃力も高め。使いやすい。
熱血主人公。
前作より扱いは良し。
御園生櫂 ロッド 魔法攻撃担当。
HP最弱かつ打たれ弱い子。
主人公の双子の弟。
ツンがなりを潜めデレデレ。かわいい。
逢坂来栖 長剣 物理攻撃担当。
攻撃力が高く器用。HPが育ちにくいのが難。
銀髪オッドアイの国王陛下。
前作よりヒロインっぷりを自重した模様。
千倉杏里 フルート 回復+ステータス上昇+状態異常魔法担当。
見かけによらずタフで重宝。
主人公のルームメイト。
癒し系眼鏡っ子。かわいい。
水落瀬那 銃器 物理・魔法攻撃+状態異常回復魔法担当。
使いづらいが状態異常回復は助かる。
元近衛兵。自分探しの旅(笑)で放浪中。
後ろ向きじれったい男。
東堂紫苑 ナックル 物理攻撃担当。
攻撃力・耐久力共々最強の前線要員。
国王補佐官。公私共々クリスの従者。
CP削減ご愁傷様です。
青木直人 日本刀 物理攻撃担当。
可もなく不可もないステータス。正直使い所がわからない。
主人公の親友。ちと影が薄め。
上杉凪 ロッド 魔法攻撃+回復・状態異常魔法担当。
耐久力抜群で重宝。色々な意味で打たれ強い子。
櫂の幼なじみで親友。諸事情により生きてましたミャハ彡☆
レイヤード 長剣 物理・魔法攻撃担当。各々威力弱めなのが難。
黒翼の親玉とは思えない弱さでどうしたもんか。
元黒翼の総帥。
現在は華麗に改心し、国王補佐官に。
木村薫 日本刀 物理攻撃担当。
HP・攻撃力共々高め、ただ耐久力は頼りない。
翔の隣の家のお兄さん。
悲しき過去を持つが、影は薄め。
グラフィック:★★★★
おなじみ山本和枝氏ですが、絵柄が変わったのか、それぞれ微妙にシャープになった印象です。
あいかわらず目を疑うほど崩れがひどかったり、別人と見まごうスチルもありますが、グラフィッカーがいい仕事しているのでクオリティは平均以上。イベントCG以外にカットインや顔グラなど枚数も多く、挿入ポイントも的確なので、視覚的に前作より満足できました。
サウンド:★★★☆
PS2版では主題歌に片霧烈火嬢を迎え、ちょい話題になった模様。PC版では別の方が歌っていますが、どちらも良曲だと思います。
BGMも全曲新しくなっていて、かつ光るものが多い。サントラがほしいところ。
ボイス:★★★★★
前作では何ゆえか18禁パートがボイス無しで、腐女子の怒りをかっていたと思われます。それが腐女子にとっていかにむごい仕打ちであったか、ようやく理解していただけたのか、今回はがっつりフルボイス。
シオン役は石川英郎氏に変更。仕方のないこととはいえ、鈴置シオンが好きだった自分は違和感が拭いきれず、ちょっとさみしい思いをしました。
有名声優に包囲されお気の毒だった凪役の中國卓郎氏は、前作より格段に上達されていて驚きました。記憶喪失の演じ分けがお見事。もっと聞きたかった。
ちなみに、無印版18禁シーンにボイスが追加される特典が付いてきます。最初からそうしてくれ。
演出:★★
テキストウインドウに顔グラ表示以外、前作どおり。可もなく不可もなく。
システム(ゲーム性含む):★★★★
女性ユーザーを舐めきっていた、恐ろしく難易度の低いRPGと打って変わり、普通に楽しく遊べるというオドロキの進化っぷり。
2Dになったことで逆に快適な操作性、パーティメンバー編成や合体攻撃によって高くなった戦略性、マップの仕掛けも複雑になり、エネミーも手ごわい。易しすぎず難しすぎず、まさにゲームに不慣れな女性のためのRPGでした。
……というか、これが普通のRPGのあるべき姿だとは思うのですが、私としましては「AFに宝箱がある!? 装備も変更できるだとう!?」と青天の霹靂。
オールクリアすると『チャレンジモード』が現れ、より難易度の高い新ダンジョンが楽しめる嬉しいおまけつき。さらに薫、レイヤード、直人、凪がパーティメンバーに追加という、キャラ萌えRPGのお手本みたいなサービスまでしてくれます。
シーン回想も、Hシーンのみならず各CP・視点ごと分けて保存されるのでありがたい。システムは前作と比べ物になりません。あ、でもセーブ数だけは以前と同じです。BGMがループするなど不安定要素もあり。ただ、これはマシンスペックの問題か?
総合:良作
全てにおいて本編より進化した続編ファンディスク。天使の奇跡は起きました。
定価11,340円也、と高額ですが、プレイしてみればコストパフォーマンスが悪いとは感じませんでした。ただ、どれだけのユーザーが1万以上支払って手に取ろうと思うか、やや疑問ではあります。RPGパートなんぞ興味ない、という方は特に。
個人的には満足でしたし、ファンならプレイして損はない内容だったと思います。あくまでファンなら、ですが。
……一度は死んだはずの凪が生きてた、というご都合主義全開なネタにふてくされてトンがっていた時期が私にもありましたが、なんだかんだ「ヨカッタネ」と 思えました。凪×櫂好きの方、またラン×レイヤード好きの方は、プレイしてみると案外救われるかもしれません。

好きキャラ:上杉凪
好きルート:-
好きカップリング:凪×櫂
好きサウンド:『儚い夢を描くように』『前に歩こう』
こんな人にオススメ:前作萌え、ツッコミは前作で慣れた、進化したRPGに興味がある

PS2版。システムが極あ(ry ビジュアルファンブック。全CG、攻略網羅。 こちらはPS2版ファンブック。 アンソロジー。山本氏の描き下ろし漫画もあり。

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